鹿児島県姶良郡湧水町の片隅にある乗り物好きが集まる小さなカフェ。

大きく開口したカウンター席から愛車を眺められるCafe Racer Styleを表現。
About Cafe  Sundays Cisco
CafeRacer Style's in KAGOSHIMA.
カフェレーサーの語源は諸説ありますが、1950年代に英国のカフェ文化とモーターサイクル/モータースポーツ文化が融合し生まれた言葉というのが大まかな定義として定着しています。
当時のモータースポーツは危険なレースに勇敢にも挑戦するライダーやドライバーが国やメーカーを背負い世界で戦い、勝者は賞賛を浴びるなど花形の時代。レースのジャンルは違えど、レースシーンで活躍するマシンやライダー、ドライバーに誰しも憧れを抱くのは当然の流れであったと思います。
そこで当時の若者は市販のモーターサイクルやスポーツカーをモータースポーツで走るワークスマシン=レーサーになるべく近づけるべくカスタムを施します。
そしてカスタムがモーターサイクルやスポーツカーの楽しみ方の一つとして定着すると彼らはそれを誰かに見てもらいたいという欲求へと変化しました。
それが当時のロードサイドのカフェでした。
当時、第二次世界大戦も終決した世界では大衆の人々はそれぞれの豊かさを享受できるようになりました。嗜好品であったコーヒーも世界中で誰もがいつでも楽しめるものとしてカフェが大流行します。
人が集まる場所であったカフェにモーターサイクリストやドライバーが集まるようになるのは自然な成り行きでした。
カフェまで自分なりのカスタムを施した自慢の愛車で駆けつけ、コーヒーを楽しみ、また次の目的地へ駆け抜けていく。そこから生まれた言葉が「コーヒーショップレーサー」「コーヒーバー・カウボーイ」「カフェレーサー」と呼ばれるようになった語源でもあるとされています。
Cafe サンデイズシスコはそんなカフェレーサー文化をイメージさせる、大きな窓に設えたカウンター席、テラス席から愛車を眺めつつゆったりと過ごしていただけるカフェです。
変わりゆくエネルギー問題や環境問題などなど、この現代で乗り物を趣味として楽しんでいける時間はこの先、もしかしたら限られているのかもしれません。その限られた時間を誰もが楽しめることができたらという想いでこのカフェをはじめました。
What's CISCO ?  サンデイズシスコの由来
(Utah.)CALIFORNIA - CISCO - SUNDAY  10:04 A.M
ネタバレになるので多くは語りませんが、マスターが高校生当時1994年にリバイバル上映された「バニシングポイント(1971・米)」はその後のロードムービー好きになるきっかけになった映画で衝撃を受けた作品でした。
熱狂的なファンは撮影された当時のラストシーンの町、シスコへ向かうほどの名作(迷作?マイナー?)です。
店名の由来はまさしく映画のラストシーンに登場するユタ州シスコという小さな町。
現在では残念ながらゴーストタウンになっているその小さな町はこの映画の象徴的なラストの傍観者として存在しました。
なぜ由来が町の名前のシスコなのか、
答えはこの映画が好きすぎるからです。
今では廃墟となってしまったシスコは時が止まっています。映画のタイトルの「Vanishing Point」とは消失点を意味します。その言葉通り、消失点からの続きを自分がやりたいと思ったからです。
劇中の主人公は月曜日までにこの映画のもう一つの主人公である1970年式ダッジ・チャレンジャーR/Tを届けると約束と賭けをします。
そしてラストを日曜日の午前10時にシスコで迎えます。
なのでSUNDAYS CISCOというわけです。分かりやすいですね。
傍観者から当事者として、消失点からその先を、それが当カフェの店名の由来です。
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